INTRODUCTION
田道間守(たじまもり)は、古代・垂仁天皇の命を受けて常世の国へ行き
「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」を持ち帰ったという神である。
非時香菓とは橘(たちばな)のことで、菓子の元祖であるという考えから、
田道間守は菓祖神(かそしん)として崇められており、
兵庫県豊岡市三宅の中嶋神社に祀られている。
新作能「田道間守(たじまもり)」は、兵庫県豊岡市大手町の豊岡市民プラザが
10周年を記念して平成26年3月に初演。
監修・林喜右衛門、
演出・梅若玄祥、
製作・「田道間守」製作委員会、
脚本・田茂井廣道の手になる、新たに作られた作品である。
※ 新作能「田道間守」謡本は豊岡市民プラザ・檜書店売店(京都観世会館内)にてお求めいただけます。
finale 田道間守の神霊は、菓子が世の中に泰平をもたらすことを予祝する。
写真撮影 上杉遥
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